日本ポルシェクラブ（Porsche Club of Japan PCJ ）は、 1963年当時のポルシェオーナー有志が集まって設立した由緒あるクラブ組織です。以来54年間、自主的に独自の活動を続け、現在は東北・関東・中部・関西と計4つの支部を持ち、2018年度の総会員数は243名です。
全国規模のカークラブとして会員数は決して多くはありませんが、何よりもメンバー同士の和と大人のクラブとしての紳士的な交流を大切にしています。
それを支えるのが歴代会長をはじめ諸先輩方の努力と会員の協力、そしてクラブが築いてきた歴史と伝統です。
私達は稀代の名車、「ポルシェ」を共通の趣味とするオーナーの集まりですが、 単なる定期的な会合や、ツーリングを行ったりするだけではありません。
誕生以来、絶え間なく改良されてきたポルシェ同様、私たちのクラブも常に会員の要望に応え、 進化するポルシェとの楽しいひとときを満喫するために様々な企画を立案し、実現してきました。

クラブの活動内容は個々の会員の嗜好を考慮し、気軽なワンデイ･ツーリングから本格的なサーキット･ランまで種々のイベントがあります。
ビギナーからセミ･プロクラスの方まで、同じポルシェのオーナーでも自分に合った形で楽しめる内容になっています。たとえば今や私たちのクラブを代表する年間サーキット･プログラムとなっている PCJ CUP、海外レースやイベントの観戦ツアー、毎回趣向を変えての温泉・グルメ・ゴルフ・スキー等から気軽なワンデイ・ツーリング、また各支部単位で随時開催される各種のイベント、更に年１回の盛大な年次総会や支部総会、忘・新年会など、クラブのアクティビティは多彩です。メンバーは各自の予定や趣向に合わせてそれぞれのイベントに参加し、多忙な現実的日常から開放され心の癒しを得るとともに充実したクラブ活動を楽しんでいます。
活動そのものは各支部単位が基本ですが、年1回（通常11月）全支部合同で「総会」を開催しています。各支部持ち回りで幹事役を務めます。
各支部ではそれぞれに趣向を凝らしたイベントが用意され、多い支部では毎月、少なくとも年６回以上のイベントが組まれます。
所属支部に関係なく、いずれにも会員の参加は自由ですので他の支部の方とも交流を持つことができます。
私たちがもっとも自負するところは、こうしたすべてのクラブ運営が会員自身の自主的且つ積極的な姿勢のもとに行われているという点です。外部の組織や人材に一切頼ることなく、安全に、親密に、和やかにクラブライフを満喫できるというのは、たとえばクラブ発祥の地、英国の伝統的なクラブが皆そうであるように、共通の趣味を介した非営利組織として、ひとつの理想的な形だと思います。